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 暗い部屋、四角い空間から溢れたオレンジ色の光だけが、辺りを照らす。

「なにをしている」
「ん? あぁ。ちっと、腹が減ってな」

 明かりも付けずに、男――シドは冷蔵庫を漁っていた。たいしたものは入っていないはずだが、それでも次々と床に食べ物を広げ始める。

「よくこんな夜中に、腹が空くものだな」
「やっぱ運動したあとだからよ」

 一度だけ振り向き、にかっと笑みを見せると、また冷蔵庫と対面する。
 彼の物言いと態度に、ヴィンセントは小さくため息をもらした。

「服ぐらい、着たらどうだ」
「ズボン穿いてんだろ」
「それだけだ」
「お前ぇみてぇに、きっちり着てる方が可笑しいんだ」

 きっちり着ていると言われたが、ヴィンセントはシャツとズボンしか羽織っていない。これの一体どこがきっちりなのか。

「ちょっとこっちこい」

 はしたなく、冷蔵庫の前でソーセージを銜えたシドに手招きされ、ヴィンセントはそれに従う。
 隣へ立てば、腕を強く引かれ、シドの胸のへ落ちた。

「やっぱさ、した後ってのは、こうして触れ合いたいじゃねぇか」
「さっきので充分だ」

 首筋に唇が這い、無精髭が肌を撫でる。ヴィンセントは痛みに眉をひそめた。

「ベッドで待ってろよ。一緒に食おうぜ」
「私はいらない」
 
 シドの手を振り払い、ヴィンセントはベッドへ戻った。



シドヴィン。久しぶりな気が(汗)

こいつらは、淡泊なんだけどラブいってのが理想です。
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