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 三時だ。大きく伸びをすると幼馴染みが怒った顔をしたが時計を見て納得したようだ。鞄を持って図書館の勉強スペースを出る。
「すごい集中したぁ。頭クラクラする」
「糖分欲しいだろ。ポッキーやるよ」
 鞄を開けるとすぐ赤いパッケージが見つかった。開封して差し出す。
「ありがと。本当にポッキーが好きだよね」
「この赤を見るとつい買っちゃうんだよな。買って食べてって呼ばれてる気がしてさ」
「それ前にも聞いたよ」
 笑いながらかじる幼馴染みが可愛くて、赤面をごまかすように彼女のポニーテールを引っ張る。
「痛っ、やめてって言ってるでしょ」
「その赤いリボンは引っ張りたくなるんだよ」
 幼馴染みはいつも真っ赤なヘアアクセをつけていて遠くでも一目で彼女だと判る。
「……ポッキーの赤に似てるでしょ?」
「えっ」
「休憩終了っ」
 足早に戻る彼女の手を繋いで帰れたらなんて、俺を呼ぶポッキーの箱で練習をしてみた。
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