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「ただいま」
 焔はスーパーのビニル袋を片手に、八戒の家のドアを開けた。

「はい、お帰りなさい」
 悟浄が仕事の日で、八戒が休みの日は、焔はいつも八戒の家に来ていた。
 一番好きなのは悟浄の家だが、八戒の家はいつもいろんなお菓子が出てくる。だから焔は、八戒の家が二番目に好きだった。

 焔は買い物を頼まれた荷物をテーブルの上に乗せ、八戒の手元をのぞいた。何かを作っている動きだ。

「なに?」
「おやつのヨーグルトですよ」

 にっこりと微笑む八戒は、バナナをフォークでつぶしていた。テーブルには、まだ開けられていないヨーグルトと、桃缶が並んでいる。今日のおやつはちょっと豪華そうだ。

「おおー」
「焔はヨーグルト好きですか?」
「ん」
 焔はしっぽを揺らしながら、ひとつ頷いた。

「ヨーグルトには、整腸作用があるんですよ」
「セーチョウ?」

 焔は頭の中で、ニョキニョキと成長する自分の姿を想像した。

「発情期?」
「はい?」

 笑顔で固まった八戒に、焔は不思議そうに首をかしげた。
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