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「ほら、リンゴ」
「ん、ありがとう」

 捲簾が器用にうさぎ型にカットしたリンゴを受け取り、焔ははにかみながら微笑んだ。
 リンゴと正面から向き合い、頭から食べるかおしりから食べるかを思案する。
 よく見れば見るほど、丁寧に作られたうさぎに、焔は感心の声をあげた。

「きれいにむけるものなのだな」
「ん? そんぐらい誰だってできるだろ」
「そうか……おれも頑張る」

 神妙な表情でうなずくと、焔はうさぎを頭からかじった。

「料理苦手なのか?」
「うん。一度だけ作ったことあるのだが、ホゴシャがいないときは決して料理をしてはいけないと、是音に言われた」
「……そうか」

 悲惨なキッチンと絆創膏が貼られた指を容易に想像でき、捲簾は焔が料理を勉強すると言ったときは、よく注意をしようと胸中で誓う。

「おれも、料理ができるようになったら、捲簾に食べて欲しい」
「あぁ、期待してる」

 捲簾は微笑を浮かべて、焔の柔らかい髪を撫でた。


捲焔ラヴ!!
でも、自分が愛する捲焔の雰囲気にならない。そういう話が恐ろしいくらい出てこない。

こう、友人とも恋人とも違う、特別な存在が……。
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